RioVolt SP250 に、iRiver本家のiRiver2 iMP250用ファームウェアを入れる話
   2001-11-26作成 04-09-01更新

Sonicblueが発売しているCDプレーヤ型mp3プレーヤ RioVoltシリーズは、ファームウェアの
バージョンアップで別物のように良くなったりで人気がありますが、モノ作っているのは
韓国のiRiverという会社で、自社製品としても販売しています。

このiRiver社が高性能化に大変意欲的で、ユーザーの声を取り入れて改良したファームを
次々とリリースしてきます。RioVolt SP100は iRiver自社製品iMP100用のファームを入れることが
出来たので、日本Sonicblueの正式リリースを待たずに新機能等を試すことが出来たのですが、
後発上位機RioVolt SP250は、同等品iRiver社iRiver2 iMP250用のファームでアップグレードすることが
出来ない対策(?)が施されてしまいました。

機能追加はまだしも、バグフィックス版のファームは早く試したいものです。

「ほんとにiRiverのファーム入れること出来ね〜のかよ〜」と、SP250用とiMP250用のファーム
更新ファイルを見比べてみたら、案外簡単に騙して入れ替えることが出来そうでした。
で、やってみたら、あっさり出来ました。入れたのは iRiver社11月23日リリースのver1.03です。
(11/25現在、日本Sonicblueの最新は 11/7 1.01J)

iRiver2用 Ver 1.05 iRiver2用 Ver 2.00

・iRiver iMP250用のファームをRioVolt SP250に入れる方法
変造ファームでの更新は所有者の自己責任で!!
プログラムバージョン番号が同じでも、中国語用のファームウェアファイルで書き換えると
 非常にマズいことになるらしいのでご注意!!

1. iRiverからダウンロードし、解凍して IMP-250.hex ファイルを取り出します。
2. IMP-250.hex を、SP-250.hex にリネームします。(一応)
3. SP-250.hex をバイナリエディタで開き、ファイル先頭にある
 49 4D 50 2D 32 35 30 00 ("IMP-250"のアスキーコード)を、
 53 50 2D 32 35 30 00 00 ("SP-250")に書き換えてセーブします。
4. あとはいつも通り、このファイルだけをRWに焼いて、RioVoltに読み込ませて更新。

電源を入れてみて無事に起動すれば成功です。起動ロゴも"iRiver2"になるのかと思いましたが
RioVoltのままでした。これはROMに焼かれてるんですかね。
機能設定メニューに入ればバージョン番号が表示されます。追加された機能や設定等を探してみましょう。

SP100にiRiverの新ファーム入れてみるのが楽しみだったのに、SP250に買い換えたら更新できなくて
がっくり、Sonicblueのリリースは遅くて待ちきれんという方、試してみては?
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● 01-12-28加筆
 12月28日、iRiver2用 1.04 テストバージョンが公開されました。
 別配布の iRiver Caption Editor というツールを使ってmp3ファイルに歌詞情報を結合し、
 歌詞表示が可能に。


リモコンの液晶はこんな表示

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● 01-12-31加筆
 12月31日、iRiver2用 1.05 テストバージョンが公開されました。
 ・長いファイル名・IDタグ情報の表示の仕方、横スクロールに加えてVerticalとHorizontalの2種類追加
 ・RioVolt(本体)に名前を付けられるようになった

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● 02-01-27加筆
 友人が RioVolt SP90 を買ったそうなので iRiver用ファームで更新の話をしたところ、
 iMP-100用 1.43 test ver.を読み込ませて更新出来たとのことでした。
 ( ただ若干動作が怪しいそうで、1.40 BASIC の方が良いかも。)
 ( SP90のファーム1.00(製品版)が、iMP100用のどのバージョンに相当だったのかはわかりませんが )

 方法は上記SP250用変造と同じで、キーになる文字列を読み替えて書き換え・改名したものでOK。
 でもSonicblueの仕様では、SP90は「ファーム更新不可」なので、更新失敗で動かなくなったとか、
 保証期間内でも変造ファームの入った本体修理は門前払いかもしれません。ご注意。
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● 02-02-08加筆
 2月7日、iRiver2用 Ver. 2.00(Type1)が公開されました。iMP100(SP100/SP90)、iMP350用も Ver2.00に。
 起動ロゴが、念願の(?) iRiver 2に。(^^;
 動作設定メニュー画面が大きく変りました。


 レベルメータを波形表示に変更出来たり、新たな設定項目なども増えています。


 最初、韓国firmをいつもの手法でアップデートし、次に上記リンクの英語版を試そうと思ったら、
 SP-250.HEX というファイル名では受け付けませんでした。
 小細工せず、IMP-250.HEX のままRWに焼いたら、無事更新できました。
 どうやら起動ロゴ通り、RioVolt が iRiver2 に化けるようです。
 ここまできて SonicBlueのファームに書き戻す人はいないと思いますが(笑)、
 SonicBlueのファームを使う時は変造キーワードを逆にする必要があると思われますのでご注意。
 尚、韓国firmと英語版firmの違いは language項目の初期設定だけのようでした。

 Caption Editorも新しいものが公開され、こちらも雰囲気が変りました。
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● 02-04-25加筆
 4月23日、iRiver iMP-100/250/350用 Ver 2.02が公開されました。
 主にバグフィクスのようです。
 ・Audio CD再生時の、トラック間の一瞬の間が無くなった
 ・Avex Copy Control CDの再生に対応、など
 RioVoltの変な癖だった音楽CD再生時の曲間の間、ようやく取れたようです。

 Audio CDで思い出しましたが、友人のRioVolt SP90、購入時のファームでは
 音飛びが酷くて使い物にならなかったそうです。(CDROMのmp3ではなく音楽CD再生時)
 で、iMP-100用 1.4xを入れたら別物のように改善されたとのことでした。
 mp3だけでなく音楽CDを聴くことも多い方は、2.02に入れ替えると良いかも。
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● 02-06-12加筆
 6月10日付で、SonicBlue(日)から SP250用 2.05J ってのが出てたようです。
 「今ごろ‥」って感じで、iRiverファームを入れてる人には どうでもいい話かな。
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● 02-07-20加筆
 iRiver Japan.com まだ仮オープンのようですが、iMP100/250に関する情報・ファームウェアはありません。
 日本語で問い合わせや要望を書けるようになったのは良いですね。

 そのiRiver Japan.comのユーザーフォーラムにて、名無しさんの投稿情報を拝見‥
 iMP-150 と iMP-350、日本では 7/26から発売開始のようです。
 ソフマップで iMP-150が12799円iMP-350が19799円
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● 02-09-07加筆
 SonicBlueから、SP100用ファームウェア Ver. 3.02
 変更内容を見ると‥ iRiverのiMP-100用 2.02相当でしょうか。
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● 02-09-16加筆
 本家iRiver.co.krのサイトで、iMP-150/250/350用 Ver. 2.10が公開されたようです。
 しばらく間があっただけあって、変更点多数
 がしかし、今まで通りにはダウンロードできないようになっている模様。残念。
 まぁ数日のうちにこちらにもアップロードされるでしょう。

 しかしここまで完成度高まってくると‥
 次は『クロスフェード機能搭載!』あたりに挑戦してみてもらえないかなぁ‥ > iRiver
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● 02-09-17加筆
 iriver.com側も iMP-250用 Ver. 2.10 公開されました!!
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● 02-12-03加筆
 iriver.com、11/25付けで iMP-各シリーズ Ver. 2.11 Beta版 公開、
 ついにゲーム機能付きになりました。(笑)
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● 02-12-14加筆
 iriver.com、12/14付けで iMP-各シリーズ Ver. 2.12 公開。
 "Beta"が取れました。
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● 03-02-04加筆
 iriver.com、2/3付けで iMP-各シリーズ Ver. 2.20 公開。
 フォルダ階層の潜り方(検索順序)を3パターンから選択可能に。
 PHYSICAL ADDRESS にしておくと無駄なヘッドシークも起こらないから電池が若干長持ちする模様。
 しかも、改良点で
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   Improved Features
   1. Increased playback time on one charge of batteries
   Playback time is lengthened [by approximately one hour] by adapting buffering improvements.
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 バッファリングを改良して再生時間がおよそ1時間増えた‥って おぉ、これは良いかも!
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● 03-07-11加筆
 久し振りの更新 iMP-250用 Ver. 2.30(Japan) です。
 (Japan)が用意されるようになったのはSonicblueがサポートしなくなったから‥かな?
 iHP-100の予価がもう少し安ければ買い換えたいものの‥
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● 03-11-20加筆
 11/20付けで iMP-250用 Beta Ver. 2.50b(Japan) 公開。
 新機能はスペクトラムアナライザのような 9バンドLEVEL METER 2。
 改善はモードボタンでの演奏モード(リピート/シャッフル)選択で、[DIR]もデフォルトとして含まれた点。
  (最初から選べる、という意味で、メニューで[DIR]のレ点を外せば今までと同じ)
 バグフィクス数点(こっちの方が重きかも)。
 稀にちゃんと再生できない曲があってついにSP250壊れたかと思ったのは 2.30のバグだったのか。
 iHP-120かiFP-599に乗換えを考えてたけど故障じゃないとなったら iGP-100が出てくるまで待つか‥ むむぅ
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● 04-01-14加筆
 1/13付けで iHP-120用 Ver. 1.40(JP) 公開。(iRiver日本サイト)
 先月 iHP-120を購入しまして、今後はこちらの更新情報も。
 HDプレーヤは走ったときに鞄の中で暴れたりしたら‥とクラッシュが心配でしたがそれほど気にしなくても平気なようで。
 (聴感上の)残留ノイズはRioVoltSP250と比べて十分低め、液晶リモコン+E2c使用時の微小なプツプツノイズは‥
 E2cを本体に直接挿すと聞こえないし、液晶表示の書き換えやキー操作と連動してるようなので、
 リモコンのLCDコントローラ/ドライバあたりから飛んできてるような。
 データの再生音量には関係無く、にぎやかな曲なら音量を04まで上げれば紛れて聞こえなくなります。
 韓国モデル用の液晶無しリモコンは聞こえないのかな。
 静かなピアノソロ曲なんかだと確かにちょっと気になるかもしれず、個人的にリモコン液晶はあまり重要視してないので
 音声信号線に影響の少ない再生/停止/送り/戻し/音量ボタンだけの簡易リモコン別売り希望。
 本体機能(ファームウェア)面は、iRiverの開発陣がiHP-100で使ってるプロセッサに慣れてくれるの待ち、といったところでしょうか。
 iMP-100(RioVoltSP100)のファーム更新がまだ続いてるくらいですから、売りっ放しメーカーではないことは明らか、
 これも長く使えそうです。
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● 04-02-24加筆
 2/24付けで iMP-250用 Beta Ver. 2.60b2(Japan Version) 公開(リンク張り直し)。
 OGG Vorbis対応。
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● 04-06-16加筆
 「お、このUSBコードについてるDCプラグのサイズは iHP-120のACアダプタと同じでは‥」と直感、
 そのUSB給電コード欲しさで、ロアス株式会社『USBせんぷうき UA-006』を購入してみました。

 開封してプラグ極性を調べてみるとセンタ−+で同じ、
 iHP-120に差し込んでみるとぴったりでプラグサイズも同じ。
 給電コードのもう片方をUSBハブに繋いで‥ 緑LED点きました。
 (USBのバスパワーで電力足りるのか分かりませんが‥一応充電状態)
 再生ボタンを押して電源を入れてみると、外部給電マークで動作しています。

 PC接続時は通信用USBケーブルとで2ポート使うことになりますが、
 「iHP-120もUSB端子使って充電出来れば良いのに‥」というのが不満だった方、
 「充電コード作ろうにもこのサイズのプラグが入手難だった‥」という方、
 PCショップでこのUSB扇風機を探してみては?

 当然ながら、非純正品・改造品の使用は自己責任で。
 プラグの極性等、繋いでみる前によ〜く御確認下さい。
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● 04-08-14加筆
 8/14付けで iMP-250用 Ver. 2.80 (US) 公開。
 H100シリーズ用 新ファームまだー?
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04-09-01加筆
 9/1付けで H120/140用 Ver. 1.60 (US) 公開。
 ファイル削除, フォーマット, 再生ピッチ変更, 曲間ギャップレス機能追加など、
 バグフィックス面で、液晶リモコン使用時のあのプチプチノイズ解消!!
 E2cでもほとんど気にならなくなりましたよ〜
 USファームですが、LanguageとTuner Regionを日本に設定すればOK。
 iRiver日本サイトでもすぐ公開されることでしょう。


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